基礎知識ガイド

残クレは車両価格から将来の残価を差し引いた金額をローンで支払うため、月々の支払額が安くなります。 ただし、契約満了時に「買取」「返却」「乗り換え」を選択する必要があり、走行距離制限などの条件があります。

残価は車種、グレード、契約期間、予想走行距離などを基に、メーカーやディーラーが設定します。 一般的に人気車種や色は残価率が高く、3年契約で新車価格の40〜60%程度に設定されることが多いです。

多くの残クレプランでは頭金0円から契約可能です。ただし、頭金を入れることで月々の支払額を減らしたり、 審査に通りやすくなったりするメリットがあります。

一般的に3年、4年、5年から選択できます。期間が短いほど残価率は高くなりますが、 月々の支払額は増えます。契約後の期間変更は原則できません。

契約で定められた走行距離を超過した場合、1kmあたり5〜10円程度の追加料金が発生します。 例えば、1万km超過すると5〜10万円の追加費用となります。事前に走行距離の見直しも可能な場合があります。

契約時に年間走行距離を選択できます（例：8,000km、10,000km、12,000km）。 距離が多いプランほど月々の支払額は高くなりますが、超過料金のリスクを減らせます。

修理が必要な場合は、必ず指定工場で修理を行ってください。 事故歴は査定に影響し、返却時に減額される可能性があります。 全損の場合は強制的に契約終了となり、残債の一括返済が必要です。

通常のメンテナンスは自己負担で行う必要があります。 ただし、純正品または同等品の使用が推奨され、整備記録を残しておくことが重要です。 改造にあたる変更は避けてください。

残価の支払いは、現金一括払いまたは再ローンが選択できます。 再ローンの場合は改めて審査が必要で、金利も新たに設定されます。 総支払額を考慮して選択することが大切です。

外装の小傷（1cm未満）、内装の通常使用による汚れは許容範囲内です。 ただし、タバコの臭い、ペットの毛、大きな傷や凹みは減額対象となります。 詳細は契約書に記載されています。

原則として途中解約はできません。やむを得ない事情で解約する場合は、 残債務の一括返済と違約金が必要になります。解約前に必ずディーラーに相談してください。

ボーナス払いを設定すると月々の支払額を抑えられますが、 ボーナスが減った場合のリスクもあります。安定した収入が見込める場合のみ設定することをおすすめします。