私は30代後半で、妻と1歳になる娘と暮らしています。昨年、家族が増えたことで新しい車が必要になり、最初は「残価設定型クレジット(残クレ)」での購入を考えていました。しかし、さまざまな理由から最終的にカーリースを選ぶことになりました。今回はその体験談をお伝えします。
車選びに悩んだ日々
家族が増えたことにより、これまで使っていたコンパクトカーでは手狭だと感じるようになりました。特にベビーカーやおむつバッグなど、日常の育児で必要になる荷物が多く、荷物の積み込みに毎回苦労していました。そこで、より大きくて家族全員が快適に過ごせる車に乗り換えることを決めたのです。
当初は、ディーラーの営業の方から提案された「残クレ」を利用して新しい車を購入することを考えていました。残クレなら月々の支払い額を抑えられるし、数年後に車を乗り換えることも可能だという説明を受け、非常に魅力的に感じていました。
残クレのデメリットに直面
しかし、具体的に契約内容を見ていく中で、いくつかのデメリットに気付きました。まず、「走行距離の制限」があることです。我が家では週末になると家族で郊外に出かけることが多いため、年間の走行距離を気にしながら運転するのはかなりストレスがたまるのではないかと感じました。
さらに、車のカスタマイズが制限されている点も、私たちにとってはマイナスでした。例えば、チャイルドシートの取り付けや車内の収納スペースの改造など、家族のニーズに合わせた変更ができないことがわかりました。また、残クレで契約した場合、契約終了時に車両を返却するか、最終的な残価を支払うかを選択しなければならず、それが将来の家計に負担をかけるかもしれないという不安もありました。
こうしたデメリットを考慮し、もっと柔軟に車を利用できる方法はないかと調べたところ、「カーリース」という選択肢に出会いました。
カーリースに変更した理由
カーリースは月々のリース料を支払うことで車を借りて使う形式で、維持費や税金などがすべて含まれています。このため、車にかかる総費用が見えやすく、家計の管理がしやすいと感じました。また、リース期間中は基本的に新車を使用するため、故障リスクが少なく、何か問題があった場合もメンテナンスがリース会社のサポートに含まれていることも魅力でした。
リースのプランには、3年、5年、7年などがあり、契約期間が終われば新しい車に乗り換えることができます。これにより、私たちのライフスタイルの変化に合わせて車を柔軟に選べることが大きなメリットだと感じました。また、カーリースでは走行距離の設定を選択することができ、私たちは少し余裕のある距離設定を選んだことで、週末の遠出も気にせずに楽しむことができるようになりました。
カーリースでの新しい生活
私たちが選んだのは「ホンダ・フリード」というミニバンです。家族全員がゆったりと座れるスペースがあり、後部座席はスライドドアで子どもの乗り降りが楽にできるのが魅力でした。月々のリース料には自動車税やメンテナンス費用も含まれているため、突然の出費に悩むこともなく、非常に安心感があります。
リース契約後は、毎月の出費が固定されているため、家計の見通しが立てやすくなりました。また、メンテナンス費用や税金を気にする必要がなく、車を使うことに専念できるのがとても気楽です。さらに、家族で遠出する際も、走行距離を気にすることなくドライブを楽しむことができ、娘も広い車内で快適に過ごしている様子を見ると、この選択が正しかったと感じています。
カーリースのメリットと注意点
カーリースの最大のメリットは、月々の支払いにすべての費用が含まれているため、家計管理がしやすいことです。また、新車を使い続けることができるため、車の状態について心配することが少ないのも大きな魅力です。車検やオイル交換など、定期的なメンテナンスもリース会社がサポートしてくれるため、スケジュール管理も非常に楽になりました。
一方で、リース契約には注意点もあります。たとえば、契約期間中に解約すると違約金が発生する場合があるため、契約期間をしっかりと見極める必要があります。また、リース期間終了後には車を返却するか、新しいリース契約をする必要があるため、自分の車を所有したい人には向かないかもしれません。
これからの車との付き合い方
カーリースを利用してみて、家族にとって非常に良い選択だったと感じています。特に、毎月の支払いが一定であり、急な出費に驚くことなく車を使えることは、子育て世帯にとって大きな安心感をもたらしてくれました。さらに、定期的に新しい車に乗り換えられるため、常に最新の安全技術が搭載された車に乗ることができるのも安心材料です。
残クレからカーリースへの変更を決断したことで、車の利用に対する考え方も変わりました。所有することにこだわらず、必要な時に快適に使えることを重視することで、家族のライフスタイルに合った形で車を活用できています。
今後も家族の成長に合わせて、必要な車を柔軟に選べるカーリースを活用していくつもりです。車の購入を検討している方には、残クレ以外にもこういった選択肢があることをぜひ知ってもらいたいです。家族のライフスタイルやニーズに合わせて、最適な方法を見つけることが大切だと感じました。