私は30代後半の会社員で、妻と3歳と6歳の子どもたちと暮らしています。家族が増えてから車の重要性をより感じるようになり、ついに新しい車を手に入れる決意をしました。その際に利用したのが「残価設定型クレジット（残クレ）」です。今回はその体験をお話しします。
車の買い替えを決めたきっかけ
最初に乗っていたのはコンパクトなハッチバック車で、燃費も良く、夫婦二人で生活していた頃には全く不満がありませんでした。しかし、子どもたちが生まれて成長していくにつれて、どうしても車内が狭く感じるようになってきたのです。
子どもの成長とともに荷物も増えていき、特にベビーカーやおもちゃ、その他のお出かけ用品を車に詰めるたびにスペースの限界を感じました。遠出をする際には後部座席に取り付けたチャイルドシートで子どもたちが窮屈そうにしている姿も見られ、これを機に、もう少し大きな車に乗り換えようと決めたのです。
残クレを選んだ理由とその魅力
新しい車を買うにあたって、いくつかの購入方法を検討しました。一括払いは難しかったですし、通常のローンだと毎月の支払いが家計に負担をかけると考えました。そんな時にディーラーから提案されたのが「残クレ」でした。
残クレの最大の魅力は、月々の支払い額を抑えられることです。最終的な車両の価値（残価）を据え置くことで、月々のローン返済を軽減できるという仕組みは、まだ子どもたちが小さく、教育費などこれから増えていく出費に備えたい私たちには非常に魅力的でした。
また、3〜5年という契約期間の後には車を乗り換えたり返却したりできるという柔軟性も魅力でした。ライフステージが変わりやすい子育て家庭にとって、その時々に合った車を選び続けられるのは非常にありがたい選択肢でした。
残クレ契約後の生活の変化
私たちは、広々とした車内と子どもたちの乗り降りが楽なスライドドアが魅力の「トヨタ・ヴォクシー」を選びました。契約は5年間の残クレプランで、残価は車両価格の40％に設定されました。毎月の支払いも予算内に収まり、他の生活費や子どもたちの教育費に影響を与えることなく、安心して利用できています。
ヴォクシーに乗り換えたことで、家族での遠出が格段に快適になりました。後部座席で子どもたちがくつろいでいる様子を見ると、本当にこの選択をしてよかったと感じます。さらに、トランクルームが広く、キャンプやピクニックに行く際にも荷物を気にせずに積むことができるようになりました。
また、スライドドアは狭い駐車場での乗り降りに非常に便利で、特に子どもが小さいと、ドアを開けるスペースを気にせずに済むのは大きな利点です。毎日の生活がぐっと楽になりました。
残クレのメリットと注意点
残クレを利用して感じた最大のメリットは、やはり月々の支払いを抑えられることでした。ファミリーカーを持ちながらも、家計を圧迫せずに余裕を持てたのは非常に助かりました。また、数年後に車を乗り換える選択肢があるため、常に最新の車を選びやすくなるという点も大きな魅力です。
ただし、残クレにはいくつかの注意点もありました。まず、走行距離の制限です。我が家の場合、年間の走行距離が1,000kmまでと設定されており、それを超えると追加費用が発生する可能性があります。私たちは遠出することが多いので、距離制限を気にしながら運転しなければならない点はややストレスです。
もう一つの注意点は、カスタマイズの制限です。車を返却する可能性があるため、外観や内装を大幅に変更することは避ける必要がありました。例えば、車内の収納スペースを増やしたり、ドレスアップをしたいと考えていたのですが、それも断念しました。
5年後の選択肢とこれからの考え
現在の残クレ契約はまだ残り3年ありますが、契約終了後には複数の選択肢があります。新しい車に乗り換える、現在のヴォクシーを残価で買い取る、または返却するという選択です。私たちのライフスタイルや子どもたちの成長に応じて、最も合った選択をしたいと考えています。
おそらく、家族のニーズに応じて車を乗り換える選択をする可能性が高いです。残クレのおかげで、必要に応じて車を変えられる柔軟性を持ちながら、家計にも負担をかけずに生活できていることには本当に満足しています。
まとめ
残クレを利用して車を購入したことで、子どもたちと一緒に快適に過ごせる空間を持てたことは、家族全員にとって大きなプラスでした。特に、月々の支払いが軽くなり、家計に余裕を持てたことが最も大きなメリットです。
もちろん、走行距離の制限やカスタマイズの自由度が低いといった注意点もありますが、私たちのように子どもの成長に合わせて車を見直したいと考えている家庭には、非常に有効な選択肢だと感じました。車の購入を検討している方には、自分のライフスタイルやニーズに合ったプランをじっくりと検討し、残クレもその一つの選択肢として考えてみることをおすすめします。
